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初日の予防プラン

初日の予防プラン

日本では、犬・猫には「4つの主要な予防」が推奨されています。 それは、混合ワクチン、狂犬病ワクチン、フィラリア予防、外部寄生虫(ノミ・マダニ)予防 の4項目です。

混合ワクチン

Puppy Kitten
  • ワクチンは、感染症の発生や拡大を防ぐための予防注射です。
  • 子犬・子猫の時期は、生後約2か月まで母親由来の移行抗体が体内に残っており、 これがワクチンの効果を妨げることがあります。 そのため、初回のワクチン接種は生後2か月(8週齢)頃に行うことが推奨されています。
  • その後、より確実な免疫反応を得るため、 初回接種から生後4か月(16週齢)までの間に、3〜4週間おきに追加接種を行い、合計3〜4回の接種を行います。 以降は、**年1回の追加接種(ブースター)**が必要です。

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ワクチン接種時の注意点

  • 狂犬病ワクチンや混合ワクチンの接種後には、 まれにアレルギー反応などの副作用が見られることがあります。
  • 発生した場合、発熱、嘔吐、皮膚の発疹、顔面の腫れといった軽度の症状がみられることがありますが、ごく稀にアナフィラキシーショックと呼ばれる重度の反応が起こる可能性もあります。
  • 万が一の状況でも迅速に対応できるよう、 当院では ワクチン接種を19時30分までに実施しております。
  • また、体調に異変がない健康な状態での接種をおすすめいたします。

混合ワクチンの種類

犬 5 種混合ワクチン

犬ジステンパー、犬パルボウイルス感染症、犬アデノウイルス1型(犬伝染性肝炎)、犬アデノウイルス2型(犬伝染性気管支炎)、犬パラインフルエンザウイルス感染症

犬 7 種混合ワクチン

犬5種混合ワクチン + レプトスピラ 2種類

犬 11 種混合ワクチン

犬5種混合ワクチン + レプトスピラ 6種類

猫 3 種混合ワクチン

猫ヘルペスウイルス(猫ウイルス性鼻気管炎)、猫カリシウイルス感染症、猫パルボウイルス(猫汎白血球減少症)

猫 4 種混合ワクチン

猫3種混合ワクチン + 貓披衣菌

  • ワクチンの種類は、ペットの生活環境や健康状態によって最適なものが異なります。 ご来院の際に獣医師とご相談のうえ、適切なワクチンを選択していただくことをおすすめいたします。

狂犬病ワクチン

  • 狂犬病は、人間を含むすべての哺乳類が感染する可能性のある人獣共通感染症です。
  • 狂犬病ウイルスは、主に感染した動物に咬まれることで伝播し、発症すると**重度の脳炎を引き起こし、致死率はほぼ100%** という極めて危険な疾患です。
  • 台湾では、1959年以降長らく人の狂犬病症例は確認されていませんでしたが、 2013年7月に野生動物(ジャコウネコ科のハクビシンおよびイタチアナグマ)で狂犬病ウイルスが検出され、 現在も国内の発生はこれらの野生動物に限定されています。しかし、依然として注意が必要です。
  • 台湾では狂犬病のまん延防止のため、動物伝染病防治法に基づき、飼育されている犬・猫および食肉目動物は、毎年一回の狂犬病ワクチン接種が義務付けられています。
  • 当院では、年間を通して狂犬病ワクチンの接種が可能であり、 接種後の予防接種登録も代行いたします。
  • また、万が一アレルギー反応が発生した場合でも迅速に対応できるよう、 狂犬病ワクチンの接種は19時半までに実施しております。
  • さらに、混合ワクチンとの接種間隔は1か月以上あけることを推奨しています。 これは、副反応のリスク軽減やワクチン効果の維持のためです。

心臓フィラリア症予防

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犬のフィラリア症とは

  • 犬の心臓フィラリア症は、蚊によって媒介される寄生虫性疾患です。
  • 成長したフィラリア(成虫)は心臓や肺動脈に寄生し、重度の心臓疾患や血流障害を引き起こします。最悪の場合死に至る危険性があります。
  • 犬においては、予防薬を正しく投与することで、ほぼ100%感染を防ぐことができます。 ただし、予防薬の作用は「幼虫が成虫になる前に駆除する」ものであり、 蚊に刺されること自体を防ぐものではありません。
  • 心臓フィラリア症を確実に予防するためには、 定期的かつ継続した予防薬の投与が非常に重要です。
  • 台湾は一年を通して蚊が発生するため、 室内飼育であっても感染の可能性が十分にあります。そのため、フィラリア予防は決して中断せず、年間を通して継続することが必要です。また、予防効果を確実にするため、年に一度の健康診断時にフィラリア検査を併せて実施することをおすすめいたします。
  • すでにフィラリアに感染している状態で予防薬を投与すると、 重度の全身性反応を引き起こす可能性があります。そのため、しばらく予防を中断していた場合は、 投薬を再開する前にフィラリア検査を行い、感染の有無を確認することをおすすめいたします。
  • また、心臓フィラリア予防薬にはさまざまな剤型があり、 多くは月に1回の投与が基本となります。 詳しい種類や使用方法については、当院スタッフまでお気軽にお尋ねください。

猫のフィラリア症

  • 「犬」の病気という印象が強いフィラリア症ですが、実際には猫も感染することが確認されています。
  • 犬に比べると、猫の感染率や寄生虫数は低い傾向がありますが、 猫は本能的に体調不良を隠すため、感染しても気付きにくく、症状が現れた時にはすでに末期であるケースも少なくありません。最悪の場合、突然死に至ることもある非常に危険な疾患です。
  • 猫のフィラリア症は、犬と比べて検査や診断が極めて難しいという特徴があります。そのため、唯一の対策は 「予防」 です。
  • 猫のフィラリア症は、たとえ発見できたとしても、犬のような明確な治療方針が確立されていません。近年の研究では、完全室内飼育であっても一定数の猫が感染していることが報告されています。
  • もちろん、蚊に刺されなければ感染の心配はありません。しかし、日常生活の中で 100%蚊に刺されない環境を維持することは非常に困難です。そのため、猫のフィラリア症を確実に防ぐには、定期的な予防薬の投与が最も重要です。
  • 本内容は アメリカ心臓糸状虫学会(AHS)のガイドラインを参考にしています

ノミ・マダニ予防

ノミやマダニは、気温が13℃を超えると活動を開始します。気候が温暖な台湾では、一年を通して活動が見られるため、ペットは常に感染リスクにさらされています。ノミやマダニに寄生されると、吸血による激しいかゆみだけでなく、さまざまな感染症を引き起こす可能性があります。また、一部の種類は人間にも感染する危険性があります。たとえ室内飼育であっても、 ノミやマダニが持ち込まれる可能性はゼロではありません。そのため、年間を通した継続的な予防を強くおすすめします。

ノミ

ノミアレルギー性皮膚炎

  • ノミに刺されると、ノミの唾液に対して強いアレルギー反応を起こし、 重度の皮膚症状が現れることがあります。
  • わずか1匹のノミに刺された程度でも、激しいかゆみなどの症状が引き起こされることがあります。

猫ひっかき病

  • 猫ひっかき病は人獣共通感染症の一つで、 主に犬や猫に咬まれたり、引っかかれたりすることで人へ感染します。
  • 犬や猫は、猫ひっかき病の原因菌である Bartonella henselae(バルトネラ・ヘンセレ) を保有するノミに刺されることで感染します。 多くの場合、犬や猫は菌を保有していても症状を示さず、無症状のまま人に感染させる可能性があります。
  • 人が感染した場合、皮膚の発赤、水疱、化膿、リンパ節の腫れ、発熱、頭痛などの症状が現れることがあります。また、免疫力が低下している方では重症化する恐れがあります。
マダニ

犬バベシア症

  • バベシア症は、バベシア原虫を保有するマダニに刺咬されることで犬が感染する寄生虫性疾患です。
  • バベシア原虫は赤血球に寄生し、 重度の自己免疫反応を引き起こして溶血性貧血を発症させます。その結果、黄疸や肝酵素の上昇などの異常がみられることがあります。適切に治療を行わない場合、致死的な状態に陥る可能性があります。

SFTS(重症熱性血小板減少症候群)

  • SFTS は 人獣共通感染症であり、 台湾では民国109年(2020年)に衛生福利部により第四類法定伝染病として指定されています。
  • SFTS ウイルスを保有するマダニに刺されることで人に感染します。
  • 感染した場合、以下のような症状を呈することがあります:発熱、消化器症状(嘔吐・下痢など)、腹痛、筋肉痛、神経症状。
  • SFTS の致死率は 約10〜30% と高く、非常に危険な感染症です。

フィラリア・ノミ・マダニ予防

  • 市販されているフィラリア予防薬やノミ・マダニ予防薬には、さまざまな種類があります。 1つの製品でフィラリアとノミ・マダニを同時に予防できるタイプのほか、 それぞれを別々に管理するタイプも存在します。
  • 現在、多くの製品は月1回の投与が基本ですが、3か月に1回の投与で確実に予防できる製品もあります。
  • 予防薬を選ぶ際には、効果だけでなく、 投与方法(内服・スポットタイプ) や ペットの性格や使い心地 なども考慮して決めることが大切です。
  • どの予防薬を選べばよいか迷われる場合は、 どうぞお気軽に当院スタッフまでご相談ください。
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